左遷された30代サラリーマンがS&P500ETFに投資をするってさ

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ダウ平均とS&P500の違い。儲かるのはどっち?

 アメリカの代表的な株価指数であるダウ平均とS&P500。

 

 ニュースとか経済番組では明らかにダウ平均の扱いの方が大きいと思います。ヤフーの検索エンジンの経済欄にもダウ平均は表示されているけど、S&P500については一切表示されていません。 

 

 一方で世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは自分の死後に備え、妻に「自分の死後は資金の90%をS&P500に投資をするように」と伝えています。米国株に投資をしていく上ではどちらの株価指数を重視すべきなのか気になりますよね。

 

 どちらの株価指数がメジャーであるのか調べてみたところ、アメリカではダウ平均よりもS&P500の方が圧倒的に重視されていることが確認出来ました。ダウ平均、S&P500ともに先物がCME(シカゴ先物)に上場していますが、出来高が桁違いに異なります。S&P500の方が出来高が圧倒的に多いのです。直近の出来高でいうとS&P500が「1,320,240」で、対してダウ平均は「126,444」です。その差は10倍以上。

 

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 上述した事実からアメリカの株式市場を対象とする投資家は、ダウ平均よりもS&P500に重きを置いていることが理解出来るかと思います。

 

 だけれども、投資家にとって一番重要なことは儲かるかどうかですので、どちらに投資をした方がパフォーマンスが良くなるのでしょうか。

 

 その前に、ダウ平均とS&P500の違いについてを記載します。

 

ダウ平均

 アメリカの経済新聞ウォールストリートジャーナルを発行しているダウ・ジョーンズ社が、独自に選定した30社の株価指数のことで、正式には、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均といいます。他にも「ニューヨーク・ダウ」や「ニューヨーク平均株価」などと呼ばれます。世界を代表する株価指数なのに構成している企業がたったの30社って驚きですよね。

 

 指数の算出方法は、対象銘柄の株価を合計し、銘柄数で割り算したものが、ダウ平均の株価指数になります。

 

S&P500

 株式投資をしたことの無い人でS&P500という言葉を知っている人は稀ではないでしょうか。「S&P」とはスタンダード&プアーズという格付け会社が算出発表している株価指数のことです。スタンダード&プアーズについては、株価指数としては知らなくても、格付けで知っている人はいるのではないでしょうか。株価指数を構成する企業は500社です。

 

 指数の算出方法もダウ平均とは異なり、S&P500は対象銘柄の時価総額を定められた基準時点の時価総額で割って算出しています。基準時点と現在とで伸びているか、あるいは下がっているのかが分かる方法です。今現在の市場動向を知るにはこちらの指数が参考になると言われています。

 

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http://www.japanese.spindices.com/index-literacy/the-sp-500-and-the-dow

 

で、結局のところどちらに投資をした方が儲かるの?

 

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 1977年から現在に至るまでS&P500とダウ平均の株価を比較してみました。S&P500が青字で、ダウ平均が赤字です。僅差でダウ平均が勝っていますが、ほとんど差がないですよね。

 

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 今度は対象期間を10年に絞ってみました。10年という期間で見てみると、決して大きな差ではありませんが、S&P500の方が優れた結果になっています。アマゾン、グーグル、フェイスブックなどのいけいけゴーゴーのIT企業が中心になって株価をひっぱっていったことが要因となったのではないでしょうか。

 

 逆にそれらの企業が低迷してしまうと、今後はダウ平均に軍配が上がる可能性も考えられます。 

 

 ダウ平均とS&P500って、ヒーローで例えるならば、スパイダーマンとかターミネーターとかウルトラマンのようなものではないでしょうか。どちらが一番強いって断言しにくいですよね。ジャンルは大きくことなるけれど、それぞれが最強のヒーローなんですから。

 

 よく分からない例えでごめんなさい・・・。言いたいことは株式指数としては、ダウ平均、S&P500ともに内容は異なるけれど、最強の指数ということが言いたかったのです。

 

 結局のところどちらに投資をした方が良いのか答えは出ませんが、結論としては過去の実績を見る限りは、どちらに投資をしても長期であるならばかなりの確率で儲かるのではないでしょうか。

 

  自分としてはS&P500に今後も投資をし続けていきます。30社よりも500社に分散投資している方が安全な気がするし、また、金融商品の数がダウ平均よりもS&P500に連動したものの方が圧倒的に多いからです。

 

 

 

  それでわ!